2016年の学びについて

年の瀬に近づいてきたので、自分の散らかった頭の中を整理しようと思いました。
いつも理論よりも先に、言葉では説明できない何かに突き動かされ、
あとから「あぁそういうことだったのか」と理屈がついてくるスリル満点の人生。笑
でも、後からつながることには不思議な、根拠のない安心感がある。
今年も周りの方々に支えていただきながら、
かげかえのない経験、学びに恵まれ、
自分の頭の中のピーナツたちが少しずつ繋がりはじめ、
もやもやしていたけど確かに見える自分の夢の、輪郭がはっきりしてきました。

自分がしたいことは、
「人間の身体的想像力」
を育てること。
それを育める森のような場所を作ること。
今、確実に人間の身体的想像力は失われはじめているし、失われていく方向にある。
小さい子どもたちは想像力を働かせて遊ばなくてもスマホやゲームがあるし、疑問に思ったことはインターネットで調べればすぐに答えが出てくる。
想像力を働かせて、ファンタジーの世界の中で遊ぶことはとても大事なことで。子どもたちはそうすることに関して、すごい才能を持っているのに。せっかくの才能も、使う機会がなければ錆びてしまう。
後は、絶対的な評価を課して、みんな同じにさせようとする教育はもうやめた方がいい。急に変えるのは難しいけど。
子どもたちは比べられて、まだ狭い視野の中で勝手に基準を作り自分より優れている・劣っているを判断するようになる。
人にはそれぞれ得意・不得意があるのに。
本当に得意なことにその人が出会えないことは、その人にとっても不利益だし、社会全体にとっても不利益になるだろう。
そのことに気づきはじめている人もたくさんいる気がする。
ただ自分は、言葉でそれを主張するのではなく、行動していく。ダンスを通して、そのことを伝えていく。自分の人生の中で完成できなくても。大河を作る一滴になれたら。なれなくてもいい。けどなれると思って信じて行動していくことが大事かな。と思っている。

今頑張って取り組んでいることは
①ダンス、音楽を通して自分の身体的想像力を高めること
②ダンスのレッスンで生徒さんの身体的想像力を高めること
③学校で物理、化学を日常と結びつけながら教えること
の3つ。
その中でも、レッスンについてはさらに細分化できる。
ダンスの技術は身に付けてほしいと思ってトレーニングメニューを考えるのはもちろんやけど、
せっかく自分のレッスンに来てくれているのだからそれとプラスアルファ提供したい。
ダンスを通して、
①演技に近い表現
②楽器のセッションに近いジャムセッション
をすることによって、「身体的想像力」を養うことができると思っている。
身体的想像力とは、一言で説明するのは難しいけど、相手の身体的状況を想像する力。
人の立場に立って考えたり、人の気持ちを想像するのが難しい人も、擬似的な体験をすることによって経験として蓄積していける。
そうすることによって、人と人との摩擦、犯罪や争い事が減ると思っています。

①に関しては今年、ジャズオペラに挑戦させてもらえたこと。あと、ヤコブモレノが提唱した「サイコドラマ」という手法に出会えたのが、大きかったな。ロールプレイングやサイコドラマ。まだ本でしか勉強できてないけど、名前とその考え方を知れただけででかかった。来年は実際に体験したり勉強しに行きたいし、関ジャズ行さんが名付けてくださった「ジャズオペラ」をより、形にしていきたい。
②ではたくさんのミュージシャンの方にお話を聞くことができて、やっとリズムの「概念」をつかんできた気がする、まだ自分で自由にリズムを作り出すとこまではいってないけど。トレーニングの仕方は少しずつわかってきたから、来年はもっともっと鍛えて。人に伝えられるようになるには相当やらなきゃいけない。楽しみながら頑張ろう。

あんまりまとまってないですが簡潔に今年の学びをまとめてみました。

今年も、感謝の気持ちでいっぱいです。来年も、沢山の学びに出会えますように。



東京エキセントリックピーナツ

0コメント

  • 1000 / 1000