"Freedom"

ダンスを始めた頃は、ちっちゃいながらも、下手くそながらも
みんなの前で踊ったら、笑ってもらえたり、喜んでもらえて、
それでもみんなが嬉しそうにしてくれるのが嬉しかった。

今もその気持ちは変わらないけど、ニコニコしてくれるだけじゃなくなった。
素敵な言葉・表情をたくさん頂いて、それは本当に、ひとつひとつ大事に心の引き出しにしまっている。
ただ、色んなマイナスな言葉も一緒に届いてくるようになった。
才能がないからやめた方がいい、とか
その踊り方はやめた方がいい、
など。
自分のことを見てもらっていて有り難い、と受けとるべきなのかもしれないけど、
ここを直した方がいい とかじゃなくて
ダンスをやめなさい(やめなさいとまでは言ってなくても、やめた方がいいのでは?)と言われても
そうはできないし
ただ、悲しい。

ダンスが好きすぎて、人生で一回だけ、やめようと思ったこともあったけど
「自分に素直に生きなさい」という言葉をもらって
不器用だけど踊り続けていこうと思った。
大げさかもしれないけど、踊りと音楽は自分の人生で、
孤独だったときも自分の傍にいてずっと励ましてきてくれたもので
切っても切り離せないものだから。

自分の踊りは自分自身をよく表している。
生まれたときから、少しポンコツで
でもポンコツなりに、うまく歩けなくても歩こうとする。
もういっそちょっとポンコツなことを楽しんでしまえ、というスタンス

マイナスな言葉を返上するために頑張ろう、とは思わない、というか思えなくて、 

ただみんなと一緒に楽しく踊りたい、と思う。

みんなと、少しやり方は違うのかもしれないけど、
それでも、
一緒に楽しいことをして、お客さんに楽しんでもらって、幸せな時間を大切に過ごしたい。

自分にとって音楽は勝負だけじゃない。勝負のシーンもあるけど。それだけが音楽じゃない。音楽の持つ一面だと思ってる。
自分が目立つだけでなく、ここぞというところでは自分を活かしきり、相手も活かしきる。そのバランス調整が難しく、楽しい。

今自分が本当に幸せだ、と思うのは、
マイナスの言葉も届くこともあるけど
自分の近くにいてくれる方々が
自分を信じて、支えて応援してくださっていること。
学びの機会をたくさん与えてくださっていること。

マイナスの言葉も、こうやって内省する機会を与えてくださっているのだから、悲しいけど、その分
色んな気持ちがわかるようになるので、有り難い。できれば、悲しい気持ちは避けたいけど…笑

感謝の気持ちはずっと忘れない。

これが最後の呟きにしよう。
忘れないために
あとはただ、行動していこう。

Pharoah Sanders - You've Got To Have Freedom: http://youtu.be/bYKHCvmu1z4


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